ネタその２

現代詩資料室2

１９９７年分はここ。

詩誌新着情報・1998年7月まで

7月

「砂袋」NO1・2・4　東京（武田将明が連絡先となっているが、同人が定期的に委員を引き受けるシステムとか。審査委員になると作品掲載の可否を決めることになる。前身誌は「STURM」）
「インディゴ」NO15 高知（文月奈津発行。萱野笛子、木野ふみとの三人誌。それぞれがいい世界を持っている。質は高い。）
「る・らる」NO7 愛知（山崎広光発行。山崎のエッセイ「日本の最も美しい風景」とは、田植え後の早苗の列とか。）
「ぬ」NO7　東京（高橋啓介発行。詩作品と同人の近況。大判のお洒落な同人誌。）
「野獣」NO184　愛媛（山本耕一路発行。合評会の場所「喫茶・フライング・スコッツマン」とあって、いい名前だなあ。）
「短詩研究」NO4　大阪（冨上芳秀発行。「詩を遊ぶ会」といいながら、並々ならぬ意欲を感じる。冨上の気合いの入った後記がある。）
「文芸東北」NO389 宮城（月刊の総合文芸同人誌。大林しげるの詩「眠れぬ夜が開けるまで」がある。）
「BO」NO15　長崎（岡耕秋編集。詩とエッセイ。受贈詩誌欄など、丁寧な編集の大同人誌。）
「西毛文学」NO173　富岡（斉田朋雄発行。群馬の大同人誌。久保田穣が前号の作品評を書いている。）
「軸」NO63 大阪（大阪詩人会議の機関誌。運動体としての詩誌は分かりやすい。）
「森羅通信」NO98　和歌山（中尾彰秀の個人通信誌。手書きの通信だが、エネルギー、あります。）
「詩土」NO17 福岡（綾部榎城発行。「詩土の窓」で「詩について・同人アンケート」を行っている。）
「笛」NO209　石川（宮本善一発行。金沢の同人誌。徳沢愛子が「韓の国へ」というエッセイを書いている。）
「rain tree」No6　埼玉（関富士子の個人誌。ネット詩誌の印刷版。有働薫の詩がある。ネット版の「gui詩gui詩」はお薦め。）
「方」NO107　宮城（今入惇発行。渡辺剛、佐々木洋一ら。佐々木の詩「寝たきり牛」の一行。君は何ものだ。）
「阿字」NO85 青森（泉谷栄発行。「あと・あじ」という後記をいつも楽しみにしている。）
「甲斐観光」NO1364　山梨（山本育夫「風に吹かれて」は、山梨県立美術館疑惑の続編。こういう人物はいたるところにいる。裸の王様を許す人々を憎む。と結んでいる。）
「樹林」NO403 大阪（大阪文学学校発行。特集は「家族」。みくも年子の詩の出だし。/家族かあ/家族ねえ/ああ・・・カゾク・・・/という呼吸が親しい。）
「すてむ」NO11　東京（甲田四郎発行。創刊同人の岩淵欽哉追悼号。誌名、表紙絵とも故人の手によるものだったとか、ご冥福を祈る。）
「舟」NO92　高知（西一知発行。日原正彦の「感情という方法」は萩原朔太郎論。大同人誌にして、サロンに非ずという気風がある。）
「天気予報」NO11、12　岡山（木澤豊発行。一枚詩誌だが爽やかな風が吹いてくる。ヤマネコが封をしてミミズクが届けてくれる詩誌。）
「石の森」NO86　大阪（金堀則夫発行。夏山直美の「終止符」という詩にこんな一行「夫婦ごっこを終わらせる帰り道」）
「玉梓」NO13　大泉（山崎裕美発行。中岡亜矢子との二人誌。中岡の詩「石鹸」の着想に感心。）
「地平」NO1～5　福岡（中原澄子の個人詩誌。中原の詩とゲストのエッセイという構成。対峙することの潔さを感じる詩誌。）
「gui」NO54　東京（奥成達の「アイ・ガット・リズム」という北園克衛論が３７回目になった。モダニズムといえばこの詩誌。）
「いちばん寒い場所」NO26　千葉（八木忠栄の個人誌。子どもの結婚式の披露宴で朗読した詩「いつも　ふたり」がある。「悪日」という詩は一転して、路上派の面目躍如。）
「山脈」NO102　神奈川（筧槇二発行。村山精二編集。大同人誌だが、スナップ写真を盛り込んだ誌面からは温かい交流の様子が感じられる。）
「GUNMA街からの通信」NO165　高崎（関口真作発行の情報誌。月刊で群馬各地のアート情報を掲載している。）
「甲斐観光」NO1361　山梨（山本育夫「風に吹かれて」は先月の続き。２億とか４億とか、ミレー作品購入にまつわる生々しいやりとり。）
「かぶらはん」NO489　甘楽（松井保発行。「働らくものの文学を」と、表紙に掲げてある。短歌、エッセイ、詩。）
「鰐組」NO156　茨城（仲山清編集発行。創刊２０年目の寄稿誌。かつては私も書かせていただいた。貴重な場所を維持している。）
「砂漠」NO199　福岡（麻生久編集。詩とエッセイ。創刊４６年目という詩誌。）
「詩季」NO38　福島（福島の大同人誌。格調の高い大冊で歴史を感じさせる。）
「みらんど」1998版　福島（山下佳彦発行。年刊の寄稿誌だろうか。寄稿者４人。横組の小冊。会津若松「ばっどかんぱにぃ」という語呂のいい発行所。）
「ゆぎ」NO1・2　佐賀（小野多津子発行。中島虎彦の「オロホンポーの小景」を読む。なんだかヘンなお話がいくつも。）
「LARGO」NO7　熊本（庄司祐子の個人詩誌。なにか、とても気持ちのいい感性が流れている。「私はすごく飢えていたんだと思う。何に？さあ、ね。」）
「漉林」NO84　東京（田川紀久雄発行。「どんな人の前でも命を賭けて」に、田川の朗読の姿勢が見える。佐川亜紀の「老いと詩」に注目。）
「ラティメリア」NO17　前橋（早川聡発行。ネット詩誌の印刷版。千里圭、横尾湖衣がネットから投稿している。ネット版もどうぞ。）

6月

「00」NO10　東京（芦田みゆき発行。平井弘之から届いた。特集は「こども」。芦田の体験的エッセイを読んだ。）
「scramble」NO34　高崎（平方秀夫発行。高崎現代詩の会会報。平方が「小鮒寛・人と作品」を連載している。）
「ららら」NO5・8・9・11～30　神奈川（みつ山すず江発行。誌名は軽いが内容は重い。なおかつ、戦闘的で思索的。バックナンバーも貴重。）
「軌道」NO112　勢多（久保田穣発行。詩とエッセイ。本誌のバックボーンであった故岡田刀水士の詩が掲載されている。詩集「桃李の路」より。）
「春光」NO7　栃木（湧彩詩誌とあり、彩工房発行。二人誌だが、この男女の濃密な対峙は一言では難しい。）
「風のたより」NO109・110　新田（風書房、中山建夫発行。川島完の「アメニティ考現学」はライトアップ考。それにふさわしい建物であるか考えよ、と。）
「庭園」NO15　京都（淺山泰美発行。淺山の後記は「台風の目」が通過していくのを見た話。その「永遠のような一瞬」を見たことを羨ましく思った。）
「文芸東北」NO388　宮城（月刊の大同人誌。東北北海道文学賞を募集している。これは小説賞。）
「JUPITER」NO314・315（本郷博英編集。月２回発行という凄いペース。特集「戦中詩歌文芸誌」は興味深い。）
「菱」NO122　鳥取（小寺雄造発行。創刊２０年目の詩誌。合評会の案内が裏表紙にある。これでは忘れたとは言えぬ。）
「幻想時計」NO14　兵庫（増田まさみ発行。詩、俳句、特集は「動物のことばで」寄稿者も多彩で、活発な詩誌。）
「柵」NO139　大阪（詩画工房発行の月刊詩誌。古賀博文「詩界展望」のタイトル「詩誌というメディアが映し出すあたらしい詩の地平」）
「ポエームTAMA」NO51　東京（池田實発行。さりげない造りだが、ぎっしりと内容の詰まった詩誌。埋め草はひとつも無い。）
「山脈」NO77～101　神奈川（筧槇二発行。編集の村山精二から大量のバックナンバーが届いた。神奈川の大同人誌。）
「沈黙」NO16　東京（井本木綿子発行。「風の森」の山村信男を発見。詩誌のつながりは分からないものだ。）
「μ」NO7　広島（松本憲治、宮野一世の二人誌。宮野の「パラドックス、パラドックス」に軽いショックを受けた。詩風が変わったのか、と。）
「森羅通信」NO70・74・75・92～97　和歌山（中尾彰秀の個人通信誌。オール手書きの一枚通信誌。コピーだと思うが、この手間を考えると大変。敬服。）
「せっせっせ」NO92　富岡（新井頴子の個人誌。見る詩としてはハイレベル。なぜなら、私が読んでも「見ても」楽しいと思うから。）
「夢限」NO45　栃木（本郷武夫発行。喫煙者としては小久保吉雄「煙草幻想」を読んでしまう。）
「Messier」NO11　兵庫（香山雅代発行。誌名の由来が記してあって、星雲や星団の頭文字Mに名を残す人名とか。）
「海」NO8　東京（中村美津子編集。宗左近の詩の教室を母体とした詩誌。庭屋幸子追悼号。）
「層」NO50・64・65　東京（野村米子発行。由緒正しい短歌誌。伝統詩のぶあつい人脈を感じさせる。）
「木理」NO1　東京（新藤月子発行。長谷川龍生の詩の講座が母体らしい。１９９５年４月発行。）
「風の森」NO25　京都（山村信男発行。長田大生の詩「俳優」六篇が面白い。宮内憲夫もそうだが、斜な視線の作風。）
「KOMOREBI」NO13　広島（橘しのぶ発行。女性４人のお洒落な詩誌。同人誌の楽しさがあってホッとする。）
「天気予報」NO10・11　岡山（木澤豊発行の一枚詩誌。木澤の「肝に命じているのは群れないということです」私もそう思っている。ＨＰはここ）
「山陰詩人」NO66　島根（田村のり子発行。雲嶋幸夫から届いた。新井啓子が田村の詩集「幼年譜」の書評を書いている。）
「日本未来派」NO197　東京（西岡光秋編集の大同人誌。戦後詩の中心的な役割を「荒地」「列島」に譲った感があるが、注目すべき詩誌。）
「阿字」NO85　青森（泉谷栄発行。このところ創刊同人の岩崎守秀の欠稿が続いているのは気がかり。）
「結婚式場」NO4　石川（伊名康子発行。おおつぼ栄との二人誌のようだ。大判の一枚詩誌だが、内容は濃い。）
「ing」NO31・32　大阪（詩誌ではなく、スマートな運動誌という感じ。正体不明だが、問題意識は高い。）
「時間と空間」NO41　東京（北岡善寿編集代表。小説、エッセイ、詩、評論もある総合文芸誌。ここにも同人の訃報がある。同人誌にも人生模様。）
「群馬詩人クラブ会報」NO195　伊勢崎（群馬詩人クラブ幹事会発行。同人誌めぐりの順番がきたので「水の呪文」について書いた。）
「海潮」NO5　東京（野沢郁郎発行。同人の佐川亜紀より受贈。佐川の評論「アジアの詩の河のほとりで（２）」の谷川雁論は興味深い。）
「Aurora」NO3　北海道（阿久根純発行。翻訳詩と詩論という珍しい詩誌。英文原詩も掲載されている。）
「辺境地帯」NO1　静岡（小林大助の個人誌。発行年は古いが「知的直観はさまざまな辺境地帯を形成する」とある。）
「えきまえ」NO34　富山（田中勲の個人編集誌。北川透の詩と近況報告がある。「えきまえ総目次」が感慨深い。）
「甲斐観光」NO1358　山梨（山本育夫「風に吹かれて」は、山梨県立美術館の「ミレー作品購入問題」について。迫力のある内容。）
「P」NO70　神奈川（サークルP発行。会員１９名。会員誌ということだろうか。７０号という営為に敬服。）
「Pニュース」NI105・106　九州（麻生久発行。砂漠詩人集団の会報。「読者と結ぶPニュース」とあるように、来信が掲載されている。）
「いいださんちの忘れた頃にでる通信」NO2　新田（飯田光子の一枚通信誌。「学校図書館に専任の司書さんがほしい」という主張が一面にある。）
「KONOYA」NO1～3　大阪（福島敦子、丹田亮子の二人誌。二人の往復書簡がなんともいえない。男同士ではこういうことはできないだろう。）
「鰐組」NO155　茨城（ワニ・プロダクション、中山清発行。お久しぶりです。愛敬浩一の「詩のふちで」という時評が連載２回目。）
「GUNMA街からの通信」NO164　高崎（関口真作発行。群馬のイベント情報誌。兄の関口将夫が表紙に詩を連載している。）
「石の森」NO81・82　大阪（詩誌「交野が原」発行所からでている女性グループの詩誌。金堀則夫発行。「交野が原通信」はここにある。）
「トビヲ」NO14　東京（トビヲの会発行。「現代詩向上委員会」なる特集は「座右の銘」。突撃インタビューや「きのうの天気」という近況欄など、読み物も充実している。）
「zo」NO5　大阪（吉井淑発行。女性ばかり１０人の詩誌。特集エッセイは「男」。実に不思議にやさしい同世代とおぼしき女性たち。素直に読めました。）
「庭園」NO2～14　京都（淺山泰美発行。萩原健次郎、宮野一世、秋津久仁子ら。有力者が結集している詩誌。）
「ALICE」NO138～142　東京（広田定寿発行。同人３人。つつましい雰囲気の詩誌。）
「EKE」No18　沖縄（中里友豪編集。岸本マチ子、花田英三ら沖縄の有力誌。）
「Banana fish」NO23.24　新潟（三沢雅明の個人誌。心情左派が嫌いらしい。ターゲットがはっきりしているだけに痛快。）
「詩人散歩」NO37　東京（夕焼けクラブ発行。歌詞中心。ある宗教法人と関係があるのか。信仰の匂いがする。）
「大マゼラン」NO4　富山（本田信次発行。青木栄瞳、北川有理など旬の書き手もいて、順調な復活。）
「叢生」NO96　大阪（島田陽子発行。隔月刊の同人誌。詩、書評、コラム。しっかりとした基盤を感じる。）
「木管族Ⅱ」NO5　静岡（望月規枝発行。中原紀子の詩のタイトル「春・生活美学講習会」）
「蛮」NO115　埼玉（埼玉の大同人誌。有力な総合文芸誌らしい誌面構成。）
「岩礁」NO95　静岡（大井康暢発行。静岡の有力な総合文芸誌。読者欄もある。）
「蝉」NO4　新潟（今井朝二発行。今井のエッセイは「鳥の目文学（詩）について」）
「ぷあぞん」NO7　北海道（松尾真由美の個人誌。散文詩２篇。この誘われ方は悪くない。）
「へにあすま」NO1～15　千葉（宮田登美子発行。創刊同人は寺門仁、高山利三郎。ゲストも多彩。）
「弦」NO11　札幌（渡辺宗子発行。巻頭に佐藤孝のエッセイ「語感と詩の領域」がある。）

5月

「孑孑」NO43　愛知（田代田発行。「酒場日記」「遠足日記」「学校通信」など面白い読み物も用意してある。）
「Booby Trap」「腐植土」「走都」（各バックナンバーを長尾高弘より受贈。長尾の作品が掲載されている。）
「夏暦」NO2～12 東京（王紅花の個人誌。美しい造りの一枚短歌誌。）
「文芸東北」NO387仙台（同人４０名。月刊総合文芸誌の実力か、広告も多い。）
「乾河」NO22兵庫（朝比奈宣英発行。同人８名の在住地はそれぞれ。地域性はなさそうな詩誌。）
「撃竹」NO42 岐阜（冨長覚梁発行。同人の北畑光男より受贈。力のある詩が並んでいる。）
「詩・足利」NO4 足利（篠崎勝巳編集。足利市民文化祭詩創作部門発行。）
「rain tree」NO5埼玉（関富士子の個人誌。インターネット詩誌の印刷版。宮野一世の連載がある。）
「波光」NO17～20「穂」NO23～25　倉敷（ハジメ・オバタ発行。同人１０名。「波光」は前身誌。）
「現代詩研究」NO40 福島（渡辺元蔵発行。創刊２０年記念号。福島を代表する詩誌か。論考も充実している。）
「複眼系」NO78 札幌（佐藤孝発行。詩誌の後記は正直だ。ほぼ１年ぶりの発行らしい。）
「JUPITER」NO313 大阪（本郷博英編集。関西らしい賑やかな雰囲気の詩誌。）
「詩生活」NO154 浦和（東鉄詩話会発行。ワープロ印刷無綴の武骨な詩誌。さすが国労。）
「けやき」NO21　前橋（斉藤加珠子編集。詩とエッセイ。生活、自然、詩か。）
「山形詩人」NO21　山形（木村迪夫発行。同人１６名。「絶望を生きる全体詩人」は必読。山形だからではないですよ。）
「P&T」No8　愛知（鈴木孝発行。小柳玲子の連載がある。後記に注目。）
「漉林」NO83　東京（田川紀久雄発行。「真説・田川紀久雄論」を泉谷栄が書いている。）
「幻視者」NO88　東京（武田隆子発行。創刊２６年目を迎える実力者の揃った詩誌。）
「かぶらはん」NO488　甘楽（松井保発行。地方にあって第３種郵便物認可という総合文芸誌。）
「独合点」NO50　神奈川（金井雄二の個人誌。「榛名まほろば」の応援文あり。だからではなく、詩もいい。）
「島族」NO10　新潟（かなやまつる発行。日本海佐渡よりの発信だが、今号で終刊とある。）
「玲瓏」NO41　大阪（栃本泰雄の短歌「ヘッドライトよぎりし刹那くらやみの玻璃戸に首がならぶを見たり」）
「出来事」NO1～3　東京（布村浩一の個人編集誌。バックナンバーだが、有力な書き手を揃え着実な刊行ペース。）
「海産物」NO57　東京（仙石幹人の個人誌。言いたいことは言っている一枚詩誌。）
「青芽」NO500～510　旭川（富田正一発行。北海道の大同人誌。５１０号で詩誌評を甲田四郎が書いている。）
「青芽通信」NO4～10　旭川（詩誌「青芽」の活動報告、近況などを掲載している。）
「uoza」NO8　北海道（瀬川進発行。限定５０部。言語学的な志向を感じる詩誌。）
「象」NO82～89　横浜（篠原あや発行。詩とエッセイ。横浜の有力誌。三上透の詩がある。）
「六分儀」NO2　東京（小柳玲子のアトリエ夢人館発行。鶴岡善久が「日本シュールレアリスム画家論」を書いている。）
「関西文学」復刊NO1　大阪（散文中心の大総合文芸誌。松原新一、倉橋健一、杉山平一らの名前が見える。）
「あるふぁ」NO1～4　福岡（上野眞子の個人詩誌。詩とエッセイ。個のはばたきが見える。）
「騒」NO33　東京（暮尾淳発行。この詩誌の元気さと、したたかさを思う。）
「柵」NO138　大阪（志賀英夫発行。大冊の月刊詩誌。柵通信に「榛名まほろば」の紹介あり。感謝。）
「鰭」NO1～8　赤穂（本庄ひろし編集。現代詩に限らず短詩型を中心にジャンルを越えた詩誌を目指しているとのこと。）
「砂漠」NO198　北九州（砂漠詩人集団発行。麻生久の考証「詩誌<鵬>そして（FOU）Ⅱ」は興味深い。）
「空の引力」NO1　新潟（鈴木良一発行。越後の仕掛け人鈴木の新たな創刊詩誌。元気のようだ。）
「笛」NO208　金沢（宮本善一発行。越前の有力誌のようだ。詩辺雑記が楽しい。）
「絨毯」NO41　京都（平野幸雄発行。不定期刊とあり、今号は「田中克己詩集」発刊記念号。貴重な一文が並んでいる。）
「石の森」NO84、85　大阪（金堀則夫発行。美濃千鶴が毎号書評を書いている。）
「青衣」NO104　東京（糸屋鎌吉発行。離合集散の激しい東京で５０年の営為に敬服。）
「湖」NO44　高松（明石旅夫代表。詩の内容から若い書き手もいるようだ。）
「銅乱」NO32～37　青森（小山内弘海発行。青森詩壇の雰囲気が伝わる詩誌。）
「RaffaelloBlue」NO1～3　横浜（宮崎正康発行。ワープロ版下を持ち寄って編集した詩誌。志は高い。）
「PAN」NO16　桐生（春山清の個人誌。詩誌ではなく「帆表現研究センター」とある通り、表現全般を考えようとしているらしい。）
「交響」NO21　山梨（小林史子発行。８人の同人は全員女性のようだ。）
「陽」NO63　大阪（福中都生子発行。福中の旺盛な活動が分かる。大冊の詩誌。）
「文芸東北」NO386　仙台（月刊の総合文芸誌。詩作品が少ないのは意外。取り扱い書店一覧をつい見てしまう。）
「惺」NO45　旭川（もりたせいこ発行。封書サイズの一枚詩誌。短詩志向かな。）
「樹林」NO401　大阪（大阪文学学校発行。今号は在校生作品特集号。）
「キテ。」NO1　神奈川（樋口えみこの個人誌。この人は、他にも詩誌を出し、ホームページも持っている元気なライター。これは、好きな詩人を紙上に招き、自分も反応するぞ、というスタンスの詩誌とか。）
「蛇蠍」NO51　北海道（渋谷美代子発行。おどろおどろしい誌名だが、ちょっと皮肉屋の詩を渋谷が書き、大門太が俳句を書いている。こんな句「ふきのとう　もぎとるゆびの　なまぐさき」）
「甲斐観光」NO1356 山梨（山本育夫「風に吹かれて」は、「この国の美術の行方」と題した真面目な話。国立博物館、美術館等の民営化についてだが、国家公務員の５０００人リストラ策が眼目ということ。）
「南方手帖」No55　高知（坂本稔発行。詩、短歌、エッセイに読者投稿欄もある文芸誌。大冊ではないが、いい造りの雑誌。「南方荘漫筆」という日録を坂本が書いている。興味津々。）
「詩乱」NO43　徳島（桂ゆたか発行。詩作品のみというのはさびしいが、大判にゆったりと９篇の作品が並んでいる。桂の後記を読むと、停滞気味の活動を嘆く内容。いずこも同じか。）
「詩庵」NO4　徳島（徳島現代詩協会発行。事務局は桂ゆたか。県内若手の公募詩誌とあり、中村不二夫が外部からの感想を寄せている。清水恵子、山本俊輔が後記を書いている。２９名の詩作品がある。元気そうだ。）
「寺山修司倶楽部」NO9　東京（寺山修司に関する情報誌という性格。関連イベントの案内や読者の声など、ファンにはたまらない内容。貴重な資料であろう。）
「玉鬘」NO5　千葉（横尾湖衣の個人詩誌。歌詞志向の強い詩作品。現代詩というめんどうな場所には踏み込んでいないようだ。）
「橄欖」バックナンバー８冊とNO51　名古屋（日原正彦発行。伊藤芳博「現在詩を読む」の連載に注目。戦後詩という呪縛から無関係な世代の発言に興味があるからだ。時代への射程を持っている詩誌。）
「豹樹Ⅱ」NO28　神戸（松木俊治発行。松木の詩に/サイモンとガーファンクル/ビートルズ/ぼくの音楽のすべてだった/とある。別の詩に/ぼくはあのときのままだ/とも。田中紀子は、記憶というよりも気分が残る、と書いている。共感した。）
「ふらんす堂通信」NO76　東京（ふらんす堂のPR誌。八木幹夫の詩の連載が７回目になった。/私がこの世にいない日の明日はどんな天気だろう/ちょっと違うけれど、私がいなくなった職場では皆がフツーに仕事をしているだろう。）
「木偶」NO34　東京（増田幸太郎発行。佐野のり子の詩をしみじみと読んだ。いまごろ気が付いて前号の詩も読み返した。同人詩誌というのはいい所だ。）
「槐」NO19 西宮（鳥巣郁美発行。同人３人。練り込まれた詩作品が並んでいる。実存的な詩風の詩誌という印象。）

4月

「ガーネット」NO24 高槻（高階杞一発行。高階の「朗読はひとつのオナニーである」を真っ先に読む。とてもまっとうな意見。高階自身も、最近朗読を経験したという、その下りに共感した。大橋政人が「mahoroba」の応援文を書いてくれた。サンキュ。）
「茴」NO109 北海道（うゐと読む。高橋秀郎発行。同人５人。比較的高齢な詩人たちの詩誌のようだ。死がすぐそばにある。）
「樹林」NO400 大阪（長谷川龍生校長、大阪文学学校発行。なかなか厳粛な雰囲気があるという西方の知人の報告もある。４００号という重量感は凄い。）
「舟」NO91 高知（西一知発行。長い誌歴を持つ大同人誌。発行所移転の経緯は知らないが、本籍は東京であったはず。有力な書き手が結集している。）
「群馬詩人クラブ会報」NO194　伊勢崎（木村和夫詩集「僕の故郷現象」の書評を小山和郎が書いている。巻頭エッセイは石綿清子。時事報告など、後に意味ある資料となろう。）
「上州文学」NO107　高崎（月刊「上州路」のあさを社が発行所になっている小説専門の同人誌。詩人、みやしたようじの、もう一つの仕事はここ。）
「犯」NO14　埼玉（山岡遊の個人誌。誌名も詩の雰囲気も７０年代的なバックボーンを感じさせる詩誌。）
「帆翔」NO14　東京（岩井昭児発行。詩、小説、コラム。同人９名。落ち着いた印象の詩誌。）
「陽」NO63　大阪（福中都生子発行。女性の多さが目立つ大会員誌。文学館構想もあり、活発な活動を展開している様子が分かる。）
「誰」NO17　鹿児島（復刊１号。２４年ぶりの継続号とか。本籍は新潟らしく、田中武から送られてきた。同人７名。）
「ひょうたん」NO7　東京（相沢育男発行、金井雄二、八木幹夫の詩を発見。柏木義高「こもれび日記」はタイ紀行。小原宏延のカットもいい。）
「サロンデポエート」NO210.211.212　名古屋（佐藤經雄発行。同人１５名。同人閑話は、各同人の近況文。こういうところに詩誌の性格が伺えて楽しい。）
「愛虫たち」NO53　大阪（江嶋みおう発行。國中治編集。木坂涼、岩木誠一郎の同人４人。詩とエッセイ。）
「調べ」NO2 北海道（木村哲也発行。詩歌韻律研究会とあるが、実質的には個人誌らしい。研究者としての熱意は伝わってくる。）
「トランクトランク」「牧神」「円陣」「OLD STATION」「小酒館」各バックナンバー３２冊（井川博年より寄贈。いずれも陳列ケース入りにしたいような貴重誌。）
「長帽子」NO53・NO58　東京（長帽子の会発行。６０年代詩誌としての輝きは周知の通り。４月３日、高橋秀一郎氏の七回忌の折り、郷原宏氏と話したのが縁だが、印刷所の関係で早くから手にしていた。５３号は高橋秀一郎追悼号。）
「いちばん寒い場所」NO25　千葉（八木忠栄の個人誌。「上善如水」がでてきてびっくり。先日、八木幹夫が手土産に持参した酒ではないか。早速、飲み直す。ジョウゼンミズノゴトシ、フルーティーなお酒です。冷やで飲む酒ですね。）
「gui」NO53　東京（質、量ともにボリュウムのある詩誌。後記に誌名の由来が記してあるのは必読。しかし、「ギ」については別の解説を関富士子から聞いたと思うが、初対面でアガッテいたのか、思い出せない。）
「西毛文学」NO172　富岡（田島敏の「シェーン」は抜群。とても淡々と偏執的な世界を描いている感じ。有名なラストシーンの後「肩に傷を負ったままシェーンはあれからどこへ行ったか」そう、あれからどこへ。）
「甲斐観光」NO1352　山梨（山本育夫の「風に吹かれて」は、美術館時代の「ある種の苦い体験の恐怖」に共感を覚えた。「もう何をしゃべっても構わないくせに、１０年たってもまだ、告発さえできないできた」と。何が恐いって、ヒトほど恐いものはない。）
「土偶」NO24　群馬（佐鳥吉美発行。一木繁の詩作品がある。後記に一言。「群馬県産米は味が劣り、価格は・・・・」は、通り相場とはいえ、佐鳥さん、染谷川上流のオレンチの米は旨いぜ。説得力はないけど。）
「方」NO106　仙台（今入惇発行。佐々木洋一「土人」については、何か言いたいような、言いたくないような。「あとがき」にも同じ思いがある。）
「軌道」NO111　勢多（久保田穣発行。梁瀬和男「詩の定義をめぐって」は見逃せない。村野四郎を引いて「自分の考えだけを強引にかく」現在の詩の風潮を嘆いているが、この一文を書いた梁瀬の捨て身に驚いた。）
「midnight press」NO21　東京（岡田幸文発行。次号から詩誌のスタイルを変えるとか。しかし「以下は、不愉快なことなのであまり書きたくないのだが」という書き出しで、ピンときた人はシダンツウです。などと茶化すことではない。不用意な発言は千里を走る。真実を知らぬ私も、野次馬の一人。）

3月

「玉梓」NO12　大泉（山崎裕美発行。相棒の中岡亜矢子の詩は癒やしの季節。若くもない、おばさんでもない微妙な女心が、などと。）
「すてむ」NO10　東京（甲田四郎発行。詩と書評とエッセイ。長島南子「あんぱん日記」の書評を片岡直子が書いている。「すてむらんだむ」は、同人の近況雑記だが、いつも楽しい。）
「ラティメリア」NO16　前橋（早川聡発行。インターネット詩誌の製本版。早川のネツト戦略に各同人が応えようとしているのがよく分かる。しかし、早川の進化は速い。）
「えきまえ」No33　富山（田中勲の個人誌。吉浦豊久の一文は、やはり読んでしまう。地方詩壇のスキャンダルは参考になる。「えきまえノート」は、田中の近況を溌剌と伝えている。）
「ダイレクション」No100　前橋（梁瀬和男発行。１９５３年創刊。同人５人。梁瀬の「百号回顧」は編集後記にかえて、ということで、淡々と４５年を振り返っている。この半世紀を地方の同人詩誌として、ゆるぎなく継続してきたことの一徹さには、言葉を失う。）
「rain tree」No1.2.3.4　埼玉（関富士子の個人誌、印刷版。ネット版へは本リンクからどうぞ。詩と批評。「詩人の落ちる穴」は、痛快な谷川俊太郎論。宮野一世の近況と「詩を読む」がある。折句の作法が少し分かる。）
「Booby Trap」NO25　東京（清水鱗造、編集発行。長尾高弘より受贈。夏際敏生氏の逝去を伝える夫人の一文がある。築山登美夫「微忘録」に「酒鬼薔薇」と三島由紀夫を関連付けた記述がある。「午後の曳航」をすぐに思い出した事件だった。長尾の翻訳の仕事に注目。関さん、こたえ１０匹？）
「短詩研究」NO3　大阪（冨上芳秀発行。井上典子「目が覚めると横に岡本かの子が座っていた」教科書に載っていた写真を思い浮かべてぎょっとした。「ウチワボメ」批判のエッセイも面白い。）
「東国」NO104 伊勢崎（川島完編集、東国の会発行。「外接円」は外部からの誌評。今号は丸山勝久。「ことばの花束」は詩集評。國峰照子が北川有理詩集について書いている。会員４５人。中澤睦士が加わった。）
「花束」NO26 前橋（渡辺ヒサ発行。女性ばかり５人の詩誌。金井裕美子の詩「母と息子の関係には/賞味期限がある/とびきり濃くて短い季節限定の」）
「裳」NO60 前橋（編集、房内はるみ、曽根ヨシ発行。嵯峨信之追悼を曽根が書いている。「嵯峨さんのいる日」は曽根のアルバムから嵯峨信之５態が写し出されている。）
「甲斐観光」NO1349 山梨（山本育夫「風に吹かれて」のこんな記述に共感。「最近は怒りっぽくなったり、涙もろくなったりして、この生理現象にはいささか呆れている。年をとってみないとわからないことがあるということだ」。）
「OLD STATION」NO9　東京（井川博年発行。名高き余白句会の拠点。井川騒々子の句会報告にこんな近況あり。「いまここにきて仕事半減、収入半減、持病の痛風に加えて秋にはなったことのない腰痛になり、運動不足解消に自転車を始めたところ転倒して左手を突き指してしまい」お大事に。）
「大マゼラン」NO3　富山（本田信次発行。５年ぶりの復活とか。「マゼラン通信」に本田の現況を見る。朗読会の案内も届いた。）
「いいださんちの忘れた頃に出る通信」NO1　新田（いいださんちのしんぶんのリニュアル紙。いつも包装紙のリサイクル封筒で届く。これが味わい深いのです。詩は「男に制服を着せるな/ろくなことがない」。）
「Scramble」NO32　高崎（高崎現代詩の会の会誌。平方秀夫の連載「小鮒寛・人と作品」開始。会員の詩１５篇がある。）

２月

「岩礁」NO94　三島（大井康暢代表。春風亭柳昇のエッセイがある。大井の「抒情のエゴイズム」は、中原中也論。中村慎吾の「水と油と虻と虫」は、商業詩誌論。いずれも興味深い。）
「群馬詩人クラブ会報」NO193　伊勢崎（巻頭エッセイは田口三舩。「いつだったか詩が好きでたくさんの現代詩を読んでいる人に出会った」という記述にびっくり。読者イコール書き手という図式は、書き手の思い上がりであるという。県内「同人誌めぐり」が始まった。）
「阿字」NO84　弘前（泉谷栄発行。泉谷の「うつうつ日記」が終了した。山科實の「痛心暮亭雑記」に、新聞紙上で話題になった青少年の短歌「真剣に話しているのに私の気持ち笑って流すあなたは教師」について書いてある。山科の読みはまともだが、これについては同じ新聞紙上で「これは恋の歌ですよ」と指摘された、という記事があった。）
「調べ」創刊号　函館（木村哲也発行。詩歌韻律研究会とある。「創刊をめぐって」を読むと、日本定型詩協会とのトラブル云々とあるが、内容には触れていない。学究と作品は別かも。）
「玲瓏」NO40　大阪（塚本邦雄選。１９２頁の重厚な短歌誌。栃本泰雄の「母なるもの」１０首がある。「こはいものしらずの父と母が読む『泥棒日記』・『醜女の日記』）
「風の森」NO24　京都（山村信男発行。長田大生、宮内憲夫の三人誌。長田は「あしたは雨。それでも、雑用と妄想と日常用語を洗濯する」と書いている。）
「ふらんす堂通信」NO75　東京（ふらんす堂のPR誌。八木幹夫の連載詩がある。「恋いの句・愛の句」に『冬の夜アジトのごとき君の胸』今井聖。というのがあった。）
「風のたより」NO100 新田（中山建夫発行。天笠次雄の詩「一本松を見る」がある。故、柴田茂の１３回忌の墓参の折りに天笠氏より受贈。）
「せっせっせ」NO91 富岡（新井頴子の個人誌。ちょっと都合があって本人から回収したい旨連絡あり。幻の号となった。訂正号、着。なるほど。）
「波」NO7 志木（水島美津江の個人誌。江島そのみ、小野恵美子、小川英晴、清水恵子、坂口朝子が寄稿している。清水のセクシーな詩は流石。）
「甲斐観光」NO1346 山梨（大橋正芳の「ヨシキリは歌う」で本誌の発行部数五千部とあり、驚いた。小林孝の「たぬきが丘日記は「四流の政治家が三等国にしてしまった日本」とあり、今回は真面目な憂国論。）
「木偶」東京NO33 （増田幸太郎発行。中上哲夫「わが家に衛星放送がやつてきた日」軽妙なジョークが復活していて嬉しい。長野克彦の詩は「日本論」として読んだ。）

1月

「孔雀船」NO51　東京（望月苑巳発行。９４頁というボリュームになった。田中小実昌の不思議な味わいの詩がある。実力者の揃った詩誌。望月の連載エッセイ「眠れぬ夜の百歌仙夢語り」は三十七夜。）
「実朝」　札幌（嵩文彦の一枚俳句誌。清水哲男は「前略と激しく雪の降りはじむ」を採ったが、私は「報いなき日々もありけり春の虹」です。）
「Booby Trap」NO24　東京（清水鱗造の個人編集誌。長尾高弘より受贈。長尾、関富士子というネットの住人も寄稿している。吉田裕の論考「政治の中のバタイユ」に注目。HPはここ。）
「せっせっせ」NO90　富岡（新井頴子の個人誌だが、珍しく寄稿二人。國峰照子と仲山智子。特版とあり「春姿海連縁三婆草」。これを「はつはるのすがたらめーるゆかりのさんばそう」と読ませる。納得。）
「西毛文学」NO171　富岡（田島敏「泣き方の学習」は終戦直後の幼少体験をしみじみと切なく描いている。自筆イラストも雰囲気がある。）
「樹林」NO397　大阪（松本衆司講義ノオトが４３頁にわたって掲載されている。豊富に引用されている詩を確認するだけでもタメになる。）
「騒」NO32 東京（暮尾淳編集、発行。ちょっとレトロな装丁が味わい深い詩誌。「騒の欄」は井之川巨の「関根弘の転向」に注目。伊藤信吉の「沼津」もこの詩誌ならではの収穫。）
「n2001」NO2 和光（山本かずこ発行。同人８人。石関善治郎、井上弘治、岡田幸文、五月女素夫、高取英、根本明、正木千恵子。詩とエツセイ。各同人のコラム。）

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